眠ってなんぼ

7月最初の2連休初日

やるべき事は、洗濯掃除炊事・・・いっぱいあったのに連日の雨が今日も続いてグッタリ

11時に起きて、少しグダグダしてから動こうと思ってたらずっと動けない

じゃあ店屋物でも取って美味いもの食べて元気出そうと

出前館やらUberEatsやらをグルグル見るけど何にも食べたくもない

そんでまた眠ってしまう

こりゃ良くないぞ、体調崩す前兆っぽいぞと、お風呂につかって疲れを流そうとするも

ものの見事にお風呂で気絶

ダメだね。こういう時はホントに何してもダメ

自分ココロと身体の機嫌を自分で取らないといけないから面倒臭い

恭介が大きな声で「ただいまー!」と言ったのが聴こえたけどまた意識が飛んでしまう

もうどうにもならんなコリャ・・・と思ってたら

恭介が洗濯物まで回してくれた。仕事帰りなのに。夜中なのに。疲れてるだろうに

こりゃダメだ動かなきゃと、お風呂から上がってヘロヘロになりながら

干しかけの洗濯物に手を伸ばすと

「お珠さんは疲れてるから隣でパソコンぽちぽちしてなさい~!」

・・・いつか私マジでバチが当たる気がする。マジでガチでバチが当たる気がする

恭介にはこういう優しさと得も言われぬ良さがある。つくづくと私にゃ勿体無い

 

夜になって、珍しく恭介が2020年の日本の税収が幾らなのかを教えてくれた

うまく徴収しやがってるなぁと思ったらしい

でも国債はもっと膨れ上がってる、正直日本に未来は無いだろうと思っている

もっと収入を増やせばいいのに、とは言えそれもデフレを招く

そんな話をしながら

きっと今の時代が、私と恭介が生きてる今の時代が、平和で安定して暮らせる最後の時代で

弟の子供等が私の歳になる頃、もしくはその子供や孫の時代になったら

今よりもっともっと酷くなっていると思う

 

そもそも良くなる要素が何もない。国にも無ければ国民性にも無くなってきた

他者を許さなくなったわりに、自分はどこまでも許す、超個人主義の利潤追求国民

お客さまは神様になり、お値段以上ニトリが標準になり

対価を払わず対価以上のものを手に入れて当たり前になってきた

そんな国で誰がより良いものを、より良いサービスを、より良い体制やシステムを作りたいと思うだろう

言わば招待された料亭で、身銭1,000円しか出さずに懐石料理フルコースを食べさせてもらった癖に

小鉢に盛られたウニの量が足らんとお会計の時にグチグチ「お客さまのご意見」を言うようなものだ

平成から徐々に増え始まったそういう人達が確実に増えている

私の仕事柄そういう人に接する事が多いから・・・というわけではなく

あらゆる場所でそういう人に遭遇する

スーパーのレジでコンビニでショッピングモールでバスの中で

病院で市役所で免許更新に行った警察署でさえも

NETでもTwitterFacebookYouTubeでもTiktokでも

つまりは余裕のない老人のような。それがどうやって若返ると言うんだ、そんな魔法は無い

 

ってな事を、疲れているとホントにつらつら考えてしまう

ただ私達が生きてる時代が、本当に最後の幸せな時代だって事に生まれ合わせを感謝する他無い

池波正太郎のエッセイを読んでると、あの人の生きた時代は

もっと色鮮やかな若い頃の日本であったのだと思う

エッセイの中で池波正太郎が都度、味も素っ気も無く変わりゆく東京や時代について

ここから先の日本がどんな国になってゆくのかを不安気に書き残してるけれども

おぼろげに感じていた不安は確実に現実になりつつあるし

私が今おぼろげに感じている不安も確実に現実になってきてる、それも結構な速度で